
引っ越し手続きがたった5分で完了!マイナポータルで転出届をオンライン申請する方法
「引っ越しって、手続きが多くて本当に面倒くさい…」
そう感じている方は、きっと多いんじゃないでしょうか。仕事が忙しいのに平日に役所まで行かないといけない、順番待ちで時間がかかる、窓口で書類を何枚も書かされる——そんな経験をした方も多いはずです。
でも実は、引っ越しに必要な「転出届」の提出が、今やスマートフォンで完結できるって知っていましたか?マイナポータルというオンラインサービスを使えば、早ければ5分ほどで転出届の申請が完了するんです。
この記事では、マイナポータルでの転出届のオンライン申請について、従来の方法との違いや手順、申請後の流れまで、わかりやすくまとめています。引っ越しを予定している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1.転出届のオンライン申請とは?従来の方法との違いを比較
- 2.事前に確認!マイナポータルで転出届を出すための条件と必要なもの
- 3.【画像付き】マイナポータルで転出届を申請する手順をステップごとに解説
- 4.申請後はどうなる?転入手続きとの連携・注意点
- まとめ
1. 転出届のオンライン申請とは?従来の方法との違いを比較

転出届とは?そもそも何のための手続き?
転出届とは、引っ越しをする際に現在の住所から住民票を抜くための手続きです。
「なんとなく面倒だし、後回しでもいいか…」と思いがちですが、実はこれを怠ると、国民健康保険や児童手当などの行政サービスが正しく受け取れなくなるなど、日常生活にも支障をきたす場合があります。そのため、住民基本台帳法では引っ越し後14日以内に手続きを完了させることが義務として定められています。引っ越しのバタバタに紛れて後回しにしがちなので、早めに動いておくのがおすすめです。
従来の転出届:役所へ足を運ぶ必要があった
これまでの転出届の手続きは、引っ越し前に転出元の市区町村の窓口へ直接出向くことが必須でした。
最低でも2回は役所へ行く必要があり、しかも平日の日中しか受け付けていないケースがほとんどです。共働き世帯や仕事の忙しいビジネスパーソンにとって、有給休暇を使って役所まで行くというのは、なかなかのハードルですよね。「引っ越しの手続きは面倒くさい」と多くの人が感じる一番の原因がここにありました。
マイナポータルのオンライン申請:スマホで完結する新しい方法
そんな状況を大きく変えたのが、2023年2月にスタートしたマイナポータルでの転出届オンライン申請です。マイナンバーカードを持っていれば、スマートフォンやパソコンから転出届をオンラインで申請できるようになりました。
マイナポータルとは、政府が運営する行政サービスのオンライン総合窓口のこと。転出届のオンライン申請では、役所に一切足を運ぶことなく、自宅のソファーでくつろぎながら手続きが完結します。
2. 事前に確認!マイナポータルで転出届を出すための条件と必要なもの

オンライン申請できる人・できるケース
- ・有効なマイナンバーカードを持っている本人
- ・同一世帯の家族の転出届をまとめて申請したい場合(世帯主または本人が申請)
- ・一部条件を満たした代理人による申請
オンライン申請できない人・できないケース
- ・マイナンバーカードを持っていない人
- ・マイナンバーカードの有効期限が切れている人
- ・マイナンバーカードの電子証明書が失効・未設定の人
- ・国外への転出(海外への引っ越し)の場合
- ・転出先が同一市区町村内の引っ越しの場合(この場合は「転居届」が必要です)
必要なもの
① マイナンバーカード(必須)
オンライン申請においてマイナンバーカードは絶対に欠かせません。有効期限や暗証番号を必ず確認しましょう。
電子証明書の有効期限はカード表面には記載されていないので、マイナポータルアプリの「マイナンバーカード管理」から確認できます。
② マイナポータルアプリ(スマホの場合)
スマートフォンで申請する場合は、マイナポータルアプリのインストールが必要です。また、マイナンバーカードを読み取るためにNFC対応スマートフォンが必要になります。古い機種だと対応していない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
③ 転入予定先の住所(新居の住所)
申請フォームの入力に必要なので、新居の住所(番地・部屋番号まで)を手元に用意しておきましょう。入力途中で調べることができないと、手続きが止まってしまいます。
3. 【画像付き】マイナポータルで転出届を申請する手順をステップごとに解説
STEP 1:マイナポータルアプリを起動・ログイン

スマートフォンにインストールしたマイナポータルアプリを起動し、トップ画面の「ログイン」ボタンをタップします。「マイナンバーカードでログイン」を選択したら、画面の指示に従ってスマートフォンの背面にマイナンバーカードをかざし、数字4桁の暗証番号を入力します。これでログイン完了です。
暗証番号を3回以上連続して間違えるとカードがロックされてしまいます。暗証番号が不安な方は事前に確認しておいてください。
STEP 2:転出届の申請メニューへ進む

ログイン後のホーム画面で、検索バーに「転出届」と入力するか、メニューから「引越し手続き」→「転出届を申請する」の順にタップします。トップページの「よく使われる手続き」に「引越し」が表示されている場合はそこからも直接アクセスできます。
STEP 3:申請フォームに必要事項を入力する

| 入力項目 | 内容・注意点 |
|---|---|
| 転出予定日 | 実際の引っ越し日を選択(過去の日付も可) |
| 転出先住所 | 新居の住所を正確に入力。番地・部屋番号まで記入 |
| 転出する人の選択 | 本人のみ or 家族まとめてを選択 |
| 連絡先メールアドレス | 申請完了・審査結果通知が届くため正確に |
なお、入力内容は後から変更できません。特に転出先の住所は正確に入力してください。入力を誤った場合は窓口での手続きが必要になるので、焦らず丁寧に入力しましょう。
STEP 4:マイナンバーカードで本人確認(電子署名)
入力内容を確認したら「申請する」をタップし、署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16桁)を入力します。その後スマートフォンの背面にマイナンバーカードをかざして読み取りが完了すれば、電子署名の手続きは終了です。
ここで使うパスワードは、ログイン時の数字4桁とは別の「英数字6〜16桁のパスワード」です。5回連続で間違えるとロックがかかり、市区町村窓口でのリセットが必要になります。こちらも事前に確認しておくと安心です。
STEP 5:申請完了・内容を確認する
電子署名が完了すると「申請を受け付けました」という画面が表示されます。これで転出届のオンライン申請は完了です。完了画面はスクリーンショットを撮って保存しておくと、後から確認できて便利です。
4. 申請後はどうなる?転入手続きとの連携・注意点

申請後①:審査完了メールを確認する
オンライン申請後、市区町村が内容を審査します。審査が完了すると、申請時に登録したメールアドレスに審査完了の通知メールが届きます。平日の日中に申請した場合は当日〜翌営業日、夜間・休日の申請は次の営業日以降が目安です。
メールが届くまでは手続きが確定していませんので、迷惑メールフォルダも含めて確認するようにしましょう。届かない場合はマイナポータルの「申請状況確認」から受理状況をチェックできます。
申請後②:転入届は窓口での手続きが必要
現時点では、転入届はオンラインで完結しません。引っ越し後14日以内に転入先の市区町村窓口へ出向く必要があります。
ただし、マイナポータルでオンライン申請した場合、従来必要だった紙の転出証明書は不要になります。窓口でマイナンバーカードを提示すれば電子的に情報が連携されるため、手続きがよりスムーズに進みます。
申請後③:マイナンバーカードの住所変更も忘れずに
転入届を提出する際、マイナンバーカードの住所変更も同時に行うことができます。窓口で一言「マイナンバーカードの住所変更もお願いします」と申し出るだけでOKです。
これを忘れると、カードに記載された住所と実際の住所が一致しなくなり、本人確認書類として使えない場面が出てきます。必ず転入届と同時に済ませるようにしましょう。
まとめ

マイナポータルでの転出届オンライン申請は、これまで「平日に役所へ2回行かなければならない」という大きなハードルを取り払ってくれた、とても便利な仕組みです。マイナンバーカードさえあれば、最短5〜10分で申請が完了し、役所への来庁は転入届の1回だけで済むようになりました。
手続きの仕組みがわかれば、あとはサクッと終わります。引っ越し前のタスクリストに「マイナポータルで転出届」をぜひ加えておいてください。
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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課
