
高層階は虫が出ないって本当?住んでる人の本音、安心できるくらしのコツとは!
タワーマンションや高層階の物件を検討する際、多くの方が気になるのが「虫の出現率」ではないでしょうか。「高層階なら虫が出ない」という話を聞いたことがある方も多いはず。でも実際のところ、本当に虫と無縁の生活が送れるのでしょうか。
都心部で長年にわたり高級賃貸物件を扱ってきた私たちミナトスタイルでは、実際に高層階にお住まいのお客様から様々な声をいただいています。この記事では、高層階の虫事情について、リアルな実態と対策方法を徹底解説していきます。
高級物件を専門に扱う私たちだからこそお伝えできる、快適な住環境を実現するためのノウハウをぜひ参考にしてください。
目次
- 高層階やタワマンは虫が出ないの?
- 住んでる人に本音を聞いてみた!
- 代表的な害虫の好む環境とは
- 虫を避けるための物件選びとは
- その他、虫の被害を抑えるコツ
- まとめ
1. 高層階やタワマンは虫が出ないの?
結論から言うと、高層階であっても「絶対に虫が出ない」とは言い切れません。ただし、低層階と比べると出現率は格段に低くなるのが事実です。
高層階に虫が侵入する主な経路としては、以下のようなケースが挙げられます。
エレベーターでの侵入
1階のエントランスから人と一緒にエレベーターに乗り込んでしまうケースがあります。特に夏場の夜間、明るいエントランスに集まった小さな虫が、ドアの開閉時に紛れ込んでしまうことがあるんですね。
窓からの侵入
強風の日や、たまたま上昇気流に乗った虫が高層階まで到達することもあります。また、換気のために窓を開けた際、網戸の小さな破れや隙間から入り込むケースも。
段ボールなどに付着して侵入
通販で届いた荷物や、引っ越しの際の段ボールに卵や幼虫が付着していて、室内で孵化してしまうことがあります。特にゴキブリの卵は非常に小さく、気づかないうちに持ち込んでしまうことも少なくありません。
低層階と比べると出現率が圧倒的に低い
それでは、具体的にどのくらいの高さから虫の出現率が下がるのでしょうか。害虫の飛行能力や移動能力を考えると、興味深いデータがあります。
蚊の飛行能力は約10メートル程度、つまりマンションの3~4階相当までと言われています。蚊は基本的に地上付近を好む生物なので、5階以上になると自力で到達するのは難しくなります。
ハエの飛行能力は少し高く、約10~15メートル程度、4~5階相当まで飛べるとされています。ただし、これも通常の飛行範囲であって、意図的に高層階を目指して飛んでくることはまずありません。

低層階、特に1~3階は地面と近いため、這って移動する虫たちにとっては格好の侵入ポイントです。ゴキブリ、アリ、クモなどは外壁を伝って上がってくることができますが、10階、20階と高くなるにつれて、そこまで移動してくる個体は激減します。物理的に遠いというだけでなく、高層階は風が強く、湿度も低めなので、虫にとっては住みにくい環境なのです。
実際、4階以上の物件では、窓や玄関から侵入してくるリスクが大幅に減少します。タワーマンションの15階以上ともなれば、外部から自力で侵入してくる虫はほぼゼロに近いと言えるでしょう。
2. 住んでる人に本音を聞いてみた!
高層階の虫事情について、実際に住んでいる方々のリアルな声を集めてみました。
【事例1】30代女性・港区のタワーマンション25階在住
「以前は3階建てのアパートに住んでいて、夏場は蚊との戦いが大変でした。今のタワマンに引っ越してからは、本当に虫を見なくなりましたね。2年住んでいますが、室内で虫を見たのは一度だけ。それも小さな羽虫で、たぶん買ってきた観葉植物についていたものだと思います。窓を開けても蚊が入ってこないので、夏の夜でも安心して換気できるのが最高です」
【事例2】40代男性・品川区の高層マンション18階在住
「転勤で地方から東京に来て、高層階の物件を選びました。虫が苦手な妻の希望もあって、15階以上の部屋を探していたんです。実際住んでみて、期待以上に快適ですね。ただ、一度だけゴキブリを見たことがあります。でもそれは引っ越しの際に段ボールと一緒に持ち込んでしまったみたいで、それ以降は一切見ていません。予防として定期的に駆除剤を置いています」
【事例3】20代女性・中央区の新築タワーマンション32階在住
「虫が本当に苦手で、物件選びの最優先条件が『虫が出ないこと』でした。32階という高さもありますが、築浅の物件なので気密性が高いのも良いみたいです。入居して1年半、虫を見たことは一度もありません。以前の物件では殺虫剤が手放せなかったのですが、今は買う必要すらないですね。高層階を選んで本当に良かったと思っています」
このように、高層階に住む方々の多くが「虫をほとんど見ない」という実感を持っています。ただし、完全にゼロというわけではなく、外部から持ち込んでしまうリスクは残っているため、一定の注意は必要というのが実態のようです。
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3. 代表的な害虫の好む環境とは
虫を寄せ付けないためには、彼らが好む環境を知っておくことが大切です。代表的な害虫の習性を理解して、適切な対策を取りましょう。
ゴキブリが好む環境
ゴキブリは世界中で嫌われる害虫の代表格ですが、彼らが好む環境には明確な特徴があります。
まず「エサが豊富」な場所です。食べかすやゴミ、油汚れなど、何でも食料にしてしまうゴキブリにとって、キッチンは天国のような場所。特に生ゴミを放置していると、格好の餌場になってしまいます。
次に「暖かい」環境を好みます。活動が活発になるのは25~30度程度。冬場でも暖房が効いた室内は快適な生息場所となります。
「湿気がある」「水場が近い」というのも重要なポイント。ゴキブリは体の70%以上が水分で、乾燥に弱い生物です。そのため、キッチンや洗面所、浴室など、水回りに出現しやすくなります。
そして「暗い」場所も好みます。夜行性のゴキブリは、日中は冷蔵庫の裏や家具の隙間、収納の奥など、暗くて狭い場所に潜んでいます。
さらにゴキブリには集団で潜伏する性質があります。一匹見かけたら数十匹いると言われるのは、この習性のためです。フェロモンで仲間を呼び寄せ、快適な場所を見つけると集団で住み着いてしまうのです。

蚊が好む環境
夏の大敵である蚊ですが、その生態を理解すれば対策も立てやすくなります。
蚊の最大の特徴は「水のあるところに卵を産みつける」こと。わずかな水たまりでも産卵場所になり得ます。卵から孵化して成虫になるまでわずか10日ほど。この驚異的な繁殖力が、蚊が減らない理由の一つです。
ベランダの植木鉢の受け皿、エアコンの室外機の水受け、古タイヤにたまった雨水など、少量のたまり水でも蚊の発生につながります。高層階であっても、ベランダにこうした水たまりがあれば、エレベーターで上がってきた蚊がそこで繁殖する可能性があります。
蚊は気温が15度以上になると活動を始め、25~30度で最も活発になります。また、湿度の高い環境を好むため、梅雨時期から夏にかけては特に注意が必要です。
ハエが好む環境
ハエもまた、不衛生な環境を好む代表的な害虫です。
腐敗した植物や植木鉢の肥料などがハエの主な発生源となります。観葉植物を室内で育てている場合、有機肥料を使っているとハエが寄ってくることがあります。
また、生ごみなどの発酵臭に強く引き寄せられます。特に夏場の生ゴミは数時間で腐敗が進み、強い臭いを発します。この臭いに誘われて、窓やドアの開閉時に侵入してくるのです。
ハエは1回の産卵で100個以上の卵を産み、約1週間で成虫になります。一度侵入を許してしまうと、あっという間に増えてしまう可能性があるため、発生源を作らないことが何より重要です。
4. 虫を避けるための物件選びとは
虫の少ない快適な住環境を実現するには、物件選びの段階から意識することが大切です。ミナトスタイルでは、こうした細かなニーズにもしっかり対応しながら、お客様に最適な物件をご提案しています。
1階や両サイドに飲食店がないかチェック
物件を選ぶ際、見落としがちなのが周辺環境です。特に注意したいのが、1階や両サイドに飲食店やコンビニがないかという点。
コンビニや飲食店は多くの人が出入りし、食品を扱うため、どうしてもネズミや虫が出やすい環境になります。特に飲食店の場合、生ゴミが大量に出るため、ゴキブリやハエが発生しやすくなります。
「横になくても裏にあることで、ダクトなどの臭いで影響が出ることも」あります。建物の構造によっては、飲食店の換気ダクトからの臭いが風に乗って上層階まで届き、虫を引き寄せてしまうケースもあるのです。
内見の際は、1階に何が入っているか、周辺にどんな店舗があるかをしっかり確認しましょう。また、裏側や横の建物もチェックすることをおすすめします。
病院などが隣接している物件を選ぶ
意外かもしれませんが、病院や医療施設が隣接している物件は虫が出にくい傾向があります。
医療施設では法律で定められた厳しい衛生管理基準があり、定期的な害虫駆除が徹底されています。そのため、周辺エリア全体の害虫密度が低くなる傾向があるのです。
また、病院の周辺は比較的静かで整備された環境であることが多く、ゴミが散乱していたり、不衛生な状態になりにくいという利点もあります。
築年数が浅い、新築の物件を選ぶ
新しめの物件は高気密化が進んでいるため、虫の侵入を防ぎやすくなっています。
近年の建築基準では、省エネ性能を高めるために気密性の向上が求められています。窓やドアの隙間が少なく、外壁と室内の間にもしっかりとした断熱材が入っているため、虫が侵入する隙が少ないのです。
また、配管なども新しく虫がわきにくいという利点があります。古い建物では、排水管の劣化や隙間から虫が上がってくることがありますが、新築や築浅物件ではその心配も少なくなります。
特にタワーマンションなどの大規模物件では、最新の建築技術が採用されているため、より高い防虫性能が期待できます。
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5. その他、虫の被害を抑えるコツ
物件選びだけでなく、日々の生活習慣でも虫の発生を大幅に抑えることができます。ここでは、すぐに実践できる効果的な対策をご紹介します。
生ゴミの管理を徹底する
虫を寄せ付けないための最重要ポイントが生ゴミの管理です。
まず、三角コーナーは使わないことをおすすめします。三角コーナーに生ゴミを溜めておくと、水分と栄養が豊富な環境ができてしまい、ハエやゴキブリの格好の餌場になります。代わりに、調理の都度ビニール袋に入れて密閉し、すぐにゴミ箱に捨てる習慣をつけましょう。
ゴミ箱に新聞紙を敷くのも効果的です。新聞紙が余分な水分を吸収してくれるため、臭いの発生を抑えられます。また、新聞紙のインクには防虫効果があるとも言われています。
そして、特に夏場に有効なのが冷凍庫の活用です。魚の内臓や生鮮食品のトレーなど、特に臭いの強いものは、小さなビニール袋に入れて冷凍庫で保管し、ゴミの日にまとめて捨てるようにしましょう。冷凍することで腐敗が進まず、臭いもほとんど発生しません。
「そんな面倒なことを」と思うかもしれませんが、一度虫が発生してから駆除する手間を考えれば、日々のちょっとした工夫の方がずっと楽なはずです。
換気と除湿を心がける
虫は湿度の高い環境を好みます。そのため、換気と除湿を心がけることが重要です。
除湿機やエアコンの除湿機能を使って、湿度60%以下を維持しましょう。特に梅雨時期や夏場は、エアコンのドライ運転を活用するのがおすすめです。湿度が60%以下になると、ゴキブリなどの害虫は活動しにくくなり、繁殖力も低下します。
また、浴室乾燥機の活用も効果的です。入浴後は浴室乾燥機の機能を使って湿気を除去しましょう。浴室は家の中で最も湿度が高くなる場所。そのままにしておくと、カビだけでなく虫も寄ってきやすくなります。入浴後1~2時間、浴室乾燥機を回すだけで、かなりの違いが出ます。
定期的な換気も忘れずに。朝晩の涼しい時間帯に窓を開けて空気を入れ替えることで、室内の湿気を外に逃がすことができます。高層階なら網戸を通しての虫の侵入リスクも低いので、安心して換気ができますね。
駆除剤の設置と定期的なメンテナンス
予防的な対策として、駆除剤の定期的な設置も有効です。
市販のゴキブリ駆除剤は3ヶ月ごとに交換するのが目安です。設置場所は、キッチンのシンク下、洗面所、玄関、ベランダの出入口付近など、虫が侵入しそうなポイントに置きましょう。「うちは高層階だから大丈夫」と油断せず、予防的に設置しておくことが大切です。
また、防虫スプレーを定期散布するのも効果的。特に、排水口や換気扇の周り、窓のサッシ部分など、虫が侵入しそうな隙間に定期的にスプレーしておくと、侵入防止効果が期待できます。
ただし、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、使用する薬剤の成分に注意が必要です。人やペットに優しい天然成分のものも多く販売されていますので、状況に応じて選びましょう。
網戸の破れや隙間のチェックも定期的に行いましょう。小さな破れでも、そこから虫が侵入することがあります。網戸の張り替えは自分でもできますし、管理会社に依頼することもできます。
まとめ
高層階やタワーマンションは、確かに低層階と比べて虫の出現率が大幅に低くなります。4階以上、特に10階以上になると、蚊やハエなどの飛翔昆虫が自力で到達するのは困難になり、ゴキブリなどの這う虫も物理的に侵入しにくくなります。
物件選びや、日々の生活で意識することを実践してみてくださいね。
物件探しはミナトスタイルにお任せ
Google口コミ☆4.9!私たちミナトスタイルは、港区を中心とした都心部の高級賃貸物件を専門に扱っています。長年の経験と豊富な物件情報を活かし、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適な物件をご提案いたします。
快適で虫の出ない理想の住まいで、新しい生活をスタートさせましょう。
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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。
(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課
