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東京の電気代高すぎない!?実はそのお部屋選び間違ってます。不動産のプロが教える今より3倍お得に暮らすコツとは。

光熱費


毎月届く電気代の請求書を見るたびに、「また上がってる……」とため息をついていませんか?

節電アプリを入れて、こまめに電気を消して、エアコンの温度も我慢しているのに、一向に下がらない。そんな経験をしている方は、東京でひとり暮らしをする20〜30代の間で急増しています。

でも、実はその原因、「節電の仕方」ではなく「部屋の選び方」にあるかもしれません。

不動産の現場に長年携わってきたプロの視点から言わせてもらうと、電気代は「住む人の習慣」よりも「物件そのものの性能」に大きく左右されます。つまり、引越しのタイミングで正しい物件を選べば、節電を意識しなくても電気代は自然と下がっていく。逆に言えば、どんなに節電を頑張っても、性能の低い物件に住んでいる限りは限界があるのです。

この記事では、なぜ東京の電気代がここまで高くなっているのかを整理したうえで、不動産のプロだからこそ知っている「電気代が安い部屋の見分け方」を徹底解説します。今の部屋でできる節約術も合わせてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。





1. 東京の電気代、平均いくら?「高すぎる」と感じる人が急増している理由



総務省統計局が2026年2月に発表した最新データによると、2025年1月〜12月の関東で一人暮らしの1ヶ月あたりの電気代平均は7,009円でした。また、光熱費(電気代+ガス代+水道代)の平均は11,746円となっています。 

月に約7,000円というと、年間で84,000円以上。食費や交通費と並ぶ、決して無視できない支出です。しかもこの数字、ここ数年で大きく跳ね上がっています。東京電力の標準的な料金単価は、2022年には1kWhあたり26.48円だったのが、2025年8月時点では36.4円と約10円も上昇しています。

同じ生活をしていても、電気代は約4割増しになっている計算です。「節電しているつもりなのになぜか高い」と感じるのは、あなたのせいではありません。



なぜここまで上がってしまったのか

電気代が構造的に上がり続けている背景には、主に3つの要因があります。


① 燃料費の高騰と電力会社の値上げ

ロシア・ウクライナ問題などによって化石燃料費が大幅に上がったことで発電コストが高騰し、東京電力は2023年6月に電気料金の値上げに踏み切っています。 


② 政府補助金の終了

2023年に実施されていた「電気・ガス価格激変緩和対策事業費補助金」が終了したことで、補助されていた分がそのまま家計の負担として直撃しました。補助金があったころと比べると、体感的な値上がりはさらに大きくなっています。


③ 料金単価の長期的な上昇トレンド

電力自由化が始まった2016年と比較すると、2025年時点では月2,000円以上も値上がりしています。 

今後も大幅な値下がりは見込みにくい状況です。だからこそ、「節電する」だけでなく「電気代がかかりにくい住環境を選ぶ」という発想の転換が重要になってきます。





2. プロが教える「電気代が安い物件」の見分け方



エアコンの年式を確認する

部屋を決めるとき、エアコンの年式を確認する人はほとんどいません。でも、これが大きな落とし穴です。最新の省エネモデルと、10年以上前の古いエアコンでは、年間の電気代に1万円以上の差が出ることも珍しくありません。 

さらに注目すべきは消費電力全体に占めるエアコンの割合です。家庭における電力消費のうち、エアコンは夏場で34.2%、冬場で32.7%を占めています。 

電気代の3割以上はエアコン次第。内見の際は必ず室内機に貼られたシールで製造年を確認しましょう。古ければ、入居前の交換を交渉する余地もあります。



断熱性能=築年数を疑う

「築年数が古い=断熱が弱い」というのは、不動産業界での常識です。断熱性能を高めると、夏は室内温度が上がりにくく、冬は暖めた空気が外に逃げにくくなります。その結果、エアコンや暖房機器の使用頻度が下がり、光熱費の節約につながります。

古い物件ほど断熱材が薄く、窓も単板ガラスのケースが多いです。「家賃が安いから」と築20年以上の物件を選んでしまうと、節約した家賃分を電気代で取り戻せないことも。総合コストで物件を比較する視点が大切です。

なお、2025年4月以降に建てられた新築物件はすべて省エネ基準(断熱等級4以上)への適合が義務付けられているため、新築・築浅物件は断熱性能の面で大きく有利です。


→新築・築浅物件を見る




部屋の向きと階数を見る

南側に大きな窓を設けると日射を取り込みやすく、冬の暖房効率が上がります。

一方、最上階・角部屋は外気に接する面が多いため、夏冬ともに冷暖房コストがかさみやすくなります。西向きの部屋は夕方の西日が強く、夏の冷房費が跳ね上がることも。同じ建物・同じ家賃でも、中間階の南〜東向きを選ぶだけで毎月の電気代が変わります。





3. 今の部屋でもできる!電気代を劇的に下げる住まいの工夫10選


引越しができなくても大丈夫。ちょっとした工夫の積み重ねで、毎月の電気代は確実に変わります。今日からすぐ実践できる10の方法を紹介します。



①エアコンのフィルターを月1〜2回掃除する

エアコンのフィルターが汚れていると、冷暖房の効率が落ちます。定期的な掃除が大切です。

掃除機で吸うだけでOK。費用ゼロでできる最強の節電策です。



② エアコンの温度設定を見直す

冷房時の室温は28℃、暖房時の室温は20℃を目安に設定し、より消費電力を抑えられる自動運転で稼働させましょう。

「自動」モードは意外と省エネです。積極的に使いましょう。



③ 室外機の周りを片づける

室外機の周りにはものを置かず、熱交換を妨げないようにしましょう。

室外機の前後を塞いでいる荷物があれば今すぐどかしましょう。たったこれだけで冷暖房効率が改善します。



④ 冷蔵庫を壁から離して設置する

冷蔵庫の上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合を比較すると、年間で電気45.08kWhの省エネとなり、約1,400円も節約できるといわれています。

数センチ動かすだけで年間1,400円の節約。今すぐ確認してみてください。



⑤ 冷蔵庫の温度設定を季節で変える

気温が低い冬の時期であれば、冷蔵庫の風量を「強」から「中」や「弱」にすることで、冷やしすぎを防げるので節電効果が期待できます。 

夏は「強」、冬は「弱」が基本です。季節ごとの設定見直しを習慣にしましょう。



⑥ 使っていない家電はコンセントを抜く

使用していない家電がコンセントに接続されたままだと、待機電力として一定の電気代がかかり続けます。スイッチ付きの電源タップを活用して待機電力をカットすることが推奨されます。

テレビ、電子レンジ、充電器……使っていないのにコンセントを差しっぱなしになっている家電はありませんか?



⑦ 照明をこまめに消す+壁スイッチもオフに

リモコンで消灯しても待機電力は消費されています。壁スイッチの電源も落とすことで、さらに節電できます。

リモコンだけで満足せず、壁スイッチも切る。たったひと手間で積み重なる節約になります。



⑧ 帰宅前にエアコンをタイマー予約する

帰宅後に急速冷暖房をかけるよりも、タイマー機能で事前に起動しておくほうが消費電力を抑えやすいです。

スマートフォンと連携できるエアコンなら、外出先からリモート操作も可能です。



⑨ 遮熱・断熱カーテンに替える

賃貸でもカーテンは自由に変えられます。遮熱カーテン1枚で夏の強烈な日差しをブロックし、エアコンの負荷を大幅に下げられます。数千円の初期投資で、即日から効果が出る節約策です。特に西向きの部屋や、日当たりが強い部屋には非常に効果的です。



⑩ 契約アンペアを見直す

現在の契約アンペア数が生活スタイルに合っているか確認しましょう。一人暮らしなら30A以下で十分なケースも多いです。東京電力の場合、30A→20Aへの変更だけで月約280円、年間約3,360円の節約になります。電力会社に電話一本で変更できます。



住まいの不安、まずご相談ください




4. 引越しするなら必ずチェック!電気代で見る「本当にお得な東京の部屋選び」




築年数より「断熱等級」を確認する

2025年4月以降、すべての新築住宅に断熱等級4以上の適合が義務付けられました。それ以前に建てられた物件の断熱等級4は、今や最低基準に過ぎません。

物件を探す際は「断熱等級」を不動産会社に確認しましょう。国土交通省の試算では、省エネ住宅に住むと東京で年間約5万3,000円の光熱費を節約できるとされています。

月換算で約4,400円の節約。家賃差よりも大きいケースは珍しくありません。これが「高い家賃の部屋が実は安い」と言える理由です。



間取りは「小さめ」が正義

住宅の面積が大きくなり部屋数が多くなると、照明の数が増えてエアコンなどの電化製品が大型化しやすいため、電気代が高くなりやすいです。光熱費を下げたいなら、専有面積や部屋数が少ない物件を選ぶのが基本です。

一人暮らしなら1Rか1K、20㎡前後が電気代のコストパフォーマンスは最も高くなります。



最上階・角部屋・西向きは「電気代リスク」と心得る

外気と接する面が多い最上階や角部屋、西日が直撃する西向き物件は夏の冷房コストが跳ね上がりやすいです。同じ建物・同じ家賃でも、中間階の南〜東向きを選ぶだけで電気代が月に数百〜数千円変わることがあります。おしゃれな最上階物件に憧れる気持ちはわかりますが、光熱費込みのトータルコストで判断しましょう。



内見時に「エアコンの製造年」を確認する

最新の省エネエアコンと10年以上前の旧型では、年間の電気代に1万円以上の差が出ることも珍しくありません。

内見の際は必ずエアコンの室内機に貼られたシールで製造年を確認しましょう。古ければ、入居前の交換を大家さんや管理会社に交渉する余地があります。



「電力会社を選べるか」も確認ポイント

物件によっては一括受電契約により、入居者が電力会社を自由に選べない場合があります。自由に選べる物件であれば、新電力への切り替えで年間数千円単位の節約も狙えます。「電力会社は自由に選べますか?」という一言を内見時に確認するだけで、入居後の選択肢が広がります。



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まとめ:電気代の問題は「部屋選び」から解決する


この記事を通じて、東京の電気代が高騰している背景と、その解決策をご紹介してきました。

「高い電気代を節約したい」と思っているなら、まず住む部屋を見直すことが最も効果的です。


  • 執筆監修

    趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

    賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。

    (株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課