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築年数と設備|築10年と築20年で何が違う?家賃・設備・住み心地を徹底比較

築年数




「家賃を少し抑えたいけど、古すぎる部屋はちょっと…」という方、多いですよね。築10年と築20年の物件って、見た目はそれほど変わらなさそうでも、実は家賃だけでなく設備や住み心地にかなりの差があるんです。

この記事では、築10年と築20年の賃貸マンションを家賃・設備・住人の声・メリット・デメリットの観点からまるごと比較します。「結局どっちを選べばいいの?」という疑問にも、あなたのライフスタイルに合わせた判断基準でお答えします。





目次

  1. 築10年と築20年、家賃相場はどれくらい違う?
  2. 設備・仕様の決定的な違い
  3. 経年劣化のリアル!住んでいる人の声
  4. 築10年 vs 築20年(メリット・デメリット)
  5. あなたに合うのはどっち?物件選びの判断基準
  6. まとめ




1. 築10年と築20年、家賃相場はどれくらい違う?

「築年数が古くなれば家賃が下がる」というのはなんとなく知っている方も多いと思いますが、実際にどのくらい変わるのでしょうか。

三井住友トラスト基礎研究所の調査データによると、東京23区の賃貸マンションでは、新築時と比べて築10年で約1割、築20年で約2割程度、家賃が下落する傾向にあることが確認されています。


これを具体的な数字に置き換えると、こんなイメージです。


築年数家賃(目安)新築比の差額
新築(基準)10万円
築10年約9万円▲約1万円(-10%)
築20年約8万円▲約2万円(-20%)

※上記はあくまで目安の数値です。エリア・間取り・設備状況によって大きく異なります。





2. 設備・仕様の決定的な違い


水回り設備(キッチン・バス・トイレ)

キッチンのグレード感、浴室の広さや仕様、トイレのウォシュレット搭載の標準化など、水回りは築年数の差が出やすい代表格です。築10年前後では、IHコンロや浄水器一体型水栓、シャワールームとバスタブが独立したセパレートタイプが標準的になってきています。

一方、築20年以上ではガスコンロ仕様のままのものや、3点ユニットバス(トイレ・洗面・浴室が一体)になっているケースもまだ残っています。

水回りのグレードは日常生活の快適さに直結します。毎日使う場所だからこそ、内見のときにしっかり確認しておきたい部分です。蛇口のデザインや浴槽の深さ、洗面台の収納など、細かい部分まで見ておくと入居後のギャップを防げます。



インターネット環境(光回線の有無)

在宅ワークが一般化した今、インターネット環境は物件選びにおける最重要事項のひとつです。築10年前後の物件は、ほぼすべてで光回線が建物に引き込まれており、「インターネット無料」の部屋も珍しくありません。 ところが築20年以上になると、マンション全体に光回線が対応していない場合もあり、自分でプロバイダーと契約が必要なうえ、配線工事ができない場合はポケットWi-Fiや4G/5G回線で代用せざるを得ないこともあります。テレワーカーやゲーマーにとっては致命的なポイントになりえます。



セキュリティ設備(オートロック・モニター付きインターホン)

オートロック・防犯カメラ・モニター付きインターホンは、築10年以内の物件であれば標準装備といってよい状況になっています。一方、築20年を超えた物件では後付けで設置されているケースもありますが、システムが古く、スマートフォン連携などの最新機能には非対応のことが多いです。特に女性の一人暮らしや、小さなお子さんのいる家庭では、このセキュリティ面の差は見逃せません。

最近の築浅マンションでは、エントランスの顔認証や宅配ボックスとの連動システム、スマートロック機能など、セキュリティの次世代化が進んでいます。防犯意識の高い方ほど、築10年以内の物件を選ぶメリットが大きいといえます。



熱性能・省エネ性能

2000年代前後に建てられた物件(築20年以上)は、現在の省エネ基準が整備される前に設計されたものが多く、冬場の寒さや夏場の暑さが壁や窓から伝わりやすい傾向があります。その分、冷暖房にかかる電気代が増えることも。築10年前後の物件は複層ガラス(ペアガラス)の採用率も高く、光熱費の節約という観点でも有利です。

断熱性能の差は特に冬場に顕著です。結露が発生しやすい物件は、放置するとカビの原因にもなります。内見は晴れた日に行くことが多いので見えにくい部分ですが、窓枠周りに汚れやカビの跡がないかチェックしておくことをおすすめします。



収納スペースの設計

近年の物件はウォークインクローゼットや玄関の大型シューズインクローゼットを備えているものが増えています。築10年以内の物件では、こうした「暮らしの動線を考えた収納設計」が随所に取り入れられています。築20年以上の物件では押し入れが中心で、洋服の収納に使いにくいと感じる方も少なくありません。

押し入れは奥行きがあるため、普通のハンガーラックを入れると手前のスペースが無駄になりやすいという問題もあります。収納重視の方にとっては、この点が意外と大きなストレスになることがあります。



共用部分の違い

エントランスのラウンジ、宅配ボックス、ゴミ出しの利便性(24時間対応ゴミ置き場)、駐輪場の充実度——こうした共用部分の整備状況も、築年数によって大きく異なります。築10年前後の物件は宅配ボックスの設置がほぼ標準化されており、通販の受け取りも便利です。


併せて読みたい記事→賃貸でセカンドハウスを借りる際の注意点!物件の選び方まで徹底解説!





3. 経年劣化のリアル!住んでいる人の声


「水回りの問題に気づいたのは入居後」(Aさん・30代女性・築22年の1LDK在住)

「内見のときは気にならなかったんですが、引っ越してしばらくすると浴室の排水が少しずつ遅くなってきて。管理会社に連絡したら、排水管の清掃が必要だと言われました。古い物件はパイプの内部に汚れが蓄積しているらしく、一度ではなく定期的に対処が必要なんだと実感しました。キッチンの水圧も、上の階に人が入ると少し弱くなる感じがあって、慣れるまでちょっと気になりましたね。」


「壁と床の傷みは入居後しばらくしてわかってくる」(Bさん・20代男性・築18年の1K在住)

「入居前にクリーニングはされていたんですが、住んでみると壁紙の隅が浮いてきたり、フローリングの一部に踏んだときにきしむ部分が出てきたりしました。大家さんも対応してくれましたが、古い物件はこういうことがちょこちょこ起きるんだなと。ただ、その分家賃が安かったので、コスパとして納得はしています。」


「隣の生活音がこんなに聞こえるとは…」(Cさん・30代女性・築21年の1LDK在住)

「内見のときは静かだったので安心していたんですが、生活を始めてみると隣の部屋のテレビの音や話し声がうっすら聞こえることに気づいて。2000年代初頭に建てられたマンションは遮音等級の基準が今より低く、壁が薄いことが多いと後から知りました。在宅ワークが増えてから余計に気になるようになったので、築年数が新しい物件を選べばよかったかもと思っています。」





4. 築10年 vs 築20年(メリット・デメリット)



築10年物件のメリット


設備がまだ新しく、故障リスクが低い 

入居から10年以内であれば、エアコン・給湯器・浴室設備などの主要設備が交換されていないケースも多く、突然の故障が起きにくいのが安心です。


現代的な間取り・デザインで使いやすい 

2010年代以降の物件は、生活動線やリビングの開放感を重視した間取り設計が増えており、実際に暮らしたときの使い勝手が良いと感じる人が多いです。


セキュリティが充実している

オートロック・防犯カメラ・モニター付きインターホンが標準装備されているため、防犯面での安心感が高いです。


光回線・ネット無料が多い 

インターネット環境が最初から整っているため、引越し後すぐに快適なネット環境が使えます。


断熱・省エネ性能が高く光熱費を抑えやすい 

冬の寒さ・夏の暑さに対応した断熱設計と省エネ設備が整っているため、毎月の光熱費が抑えられます。


遮音性が高く、生活音が気になりにくい 

現代の遮音基準を満たした設計で、隣室の音が気になりにくい環境を実現しています。


併せて読みたい記事→【生体認証】次世代のセキュリティシステムは実際どうなの?徹底解説!



築10年物件のデメリット


築20年物件と比べて家賃が約10%前後高め 

快適さのコストとして月1万円程度の差がある場合がほとんどです。


人気エリアでは競争率が高く、すぐ埋まりやすい 

築年数が浅くて条件のいい物件ほど、市場に出た瞬間に申し込みが入ることも珍しくありません。内見したらすぐに動く決断力が求められます。


初期費用も比例して高くなりがち 

敷金・礼金が家賃ベースで計算されるため、家賃が高い分だけ初期費用の総額も大きくなります。





築20年物件のメリット


家賃が新築比で約2割ほど安く、コスパが高い 

毎月の支出を抑えられるため、生活費の余裕が生まれます。浮いた分を貯金や趣味・旅行に回せます。


物件の選択肢が豊富 

都心部では特に、一定のエリアに数多くの物件が集中しているのが築20年前後の物件群です。選択肢が多いため、自分の条件に近い物件を見つけやすいというメリットがあります。


リフォーム済み物件も増えている 

オーナーが入居率を上げるために室内を全面改修した「リフォーム済み物件」は、外観は古くても内装は新築同様というケースがあります。こうした物件はコスパが非常に高いです。


長期的に安定した家賃で住み続けやすい 

値上がりリスクが低く、長く住むほど家賃の安さが資産的なメリットになります。



築20年物件のデメリット


設備の老朽化リスクがあり、突然の故障も 

入居後すぐに給湯器が壊れた、エアコンが動かないといったトラブルが起きるケースがあります。管理会社や大家さんへの連絡体制を事前に確認しておくことが重要です。


光回線未対応・インターネット環境が不安定なことも 

テレワーク中心の方には特にストレスになるポイントです。


遮音性・断熱性が現代の水準より低い場合あり 

上述のとおり、生活音や温度環境の問題が出てくることがあります。


収納やコンセント配置が現代の暮らしに合わない 

電化製品が増えた現代生活では、コンセントの少なさが地味に不便に感じられる場面があります。


エアコンが旧型だと電気代に影響する 

月の電気代が数千円単位で違ってくる可能性があります。





5. あなたに合うのはどっち?物件選びの判断基準



築10年が向いている人


快適な設備・新しさを重視する人 

毎日の生活の質を上げたい、使い心地のいい設備に囲まれて暮らしたいという方には、築10年以内の物件がベストマッチです。


多少家賃が高くても気にならない人 

月1〜2万円の差を「快適さへの投資」と捉えられる方なら、築10年の物件を選ぶ価値は十分にあります。


セキュリティを重視する女性の一人暮らし 

オートロックやモニター付きインターホン、防犯カメラなど最新のセキュリティ設備が整っている物件は、生活の安心感が段違いです。女性の一人暮らしや、深夜に帰宅することが多い方にはぜひ築10年以内の物件をおすすめします。


在宅ワークで安定した光回線・静かな環境が必要な人 

リモートワークやオンライン会議が多い方にとって、高速光回線と遮音性は最優先事項です。築10年以内の物件であれば両方が期待できます。


光熱費も含めたトータルコストで考えたい人 

家賃は少し高くても、電気代・通信費などを含めた「実質的な生活コスト」で考えると、案外差が縮まることもあります。




築20年が向いている人


コストパフォーマンスを最優先したい人 

毎月の支出をできる限り抑えて、浮いたお金を別のことに使いたい方にとっては、築20年物件は強い味方です。


初期費用(敷金・礼金)をなるべく抑えたい人 

引越しには家賃とは別にまとまった初期費用がかかります。「入居するだけでかなりの出費になってしまった」とならないよう、初期費用が抑えられる物件を選ぶことは特に若い世代にとって重要な視点です。


多少の設備の古さは気にならない人 

「どうせ家ではほとんど寝るだけ」「外出が多いので部屋にいる時間が少ない」という方には、設備への高い投資は必要ないかもしれません。


リフォーム済み物件を自分でリサーチできる人 

築年数が古くても内装が一新された物件を自分で探せる方には、非常にコストパフォーマンスの高い選択ができます。MINATO STYLEのスタッフに「リフォーム済みの条件で絞り込んでほしい」とリクエストするのもおすすめです。


家賃を抑えて貯金・投資に回したい人 

マイホーム購入の頭金を貯めたい、NISAや資産運用に回したいという方にとっては、毎月の賃料を抑えることが大きな意味を持ちます。





まとめ

この記事では、築10年と築20年の賃貸マンションの違いを、家賃相場・設備・住人の声・メリット/デメリット・向いている人の観点から徹底的に比較してきました。

物件選びは「築年数」というひとつの指標だけで決めてしまわず、自分のライフスタイルや優先事項に合わせてトータルで判断することがポイントです。


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執筆監修

趙暉士(ちょうきし)|宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

賃貸リーシングとコンサルタントを経験し、後に売買仲介業務に従事。

(株)大京穴吹不動産、都心営業部、渋谷店、流通営業1課

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